Oリグ

チヌを狙う時ルアーで１年通して使えるのは、やはり底ズル系のプラグ＆ワームになると思います。

普通はフリーリグが流行っているのでフリーリグかと思いますけど、個人的には未だにOリグなのでOリグからです。

Oリグとは？

Oリグは、中通し錘（丸錘が多い）とクッションとナイロンラインに通して、管付きチヌ針で錘が落ちてこないように結んで終わりです。ワームは当時はガルプ汁一択でした。今はエコギヤからも出ていますが、ホッグ系で出来たら臭い付きがよいです。

ロッドは、専用ロッドが無い時代というのもありましたが、今もチヌ専用があればそれに越したことはないですが、通常は８．６ｆｔ位のシーバスロッドで代用します。リールは、２０００番～３０００番くらいでメインラインはナイロンなら２号位、PEなら０．８号から１．２号位です。ショックリーダーは２号位ですね。

狙い方は、サーフや河口や川の途中等底をズルズル引ける場所を探して、キャストしてボトムまで落としたら底を切らないようにゆっくり引いてくるだけです。今のフリーリグは、テンポよくラン＆ガンするので巻きは早めですが、Oリグは基本ゆっくりです。夏は早めでもいいんですけど、冬はゆっくりですね。

Mリグ

Mとは一体何なのか、マジックとか言われてますが本当の所はよく分からないですが・・・。

Oリグに似ていますが、Mリグの場合噛み潰し錘を４つとか５つ使って重さを出し、フックはブラックバス用　今は根魚用のオフセットフックを使います。キャロライナーシンカー一個の代わりに、噛み潰し錘を複数個使う感じです。ワームはホッグ系ですね。錘とフックの間に少し余裕を持たせてあり、錘を複数個使う事で根掛かり率を下げる効果があります。

今は、簡単にリグが組めるフリーリグがあるので、わざわざこれを使う人は少なくなりました。一応、参考程度に。

フリーリグ

今ならフリーリグがおススメです。ナス型錘やロックフィッシュ用等の可動式錘とチニング用フック、場合によっては間にクッション、フリーリグの名手はフリーリグなのに可動域をなくす為の錘止めを追加します。ワームは専用が出ていて、カニ系・エビ系・ザリガニ系と色々あり季節ごとに変える感じになります。

狙い方はOリグと同様、チヌが給餌行動をするポイントを選んで、キャストしてボトムまで落とします。Oリグと違うのは、底をズルズル引かなくてもオッケーという所です。エビ系なら早めに引いてロッドアクションも加えたり、カニ系は底ズル基本でストップを入れたりと、戦略性の高さが魅力で、その為一年中ワームを変えてチヌが狙えたりします。

やってみて、このやり方がとてもよくて、初心者にも中級者にもオススメ出来ます。ロッドアクションがあるので、ショートロッドが扱いやすいです。上級者は、ベイトロッドでやる人も居ますが、自分はバックラッシュが多いのでそこまでベイトロッドにはこだわらないです。

ジグヘッド

ジグヘッドはメバル用を流用します。その為、ロッドもアジング・メバル用の強めのロッドで大丈夫です。冬の寒い時は、漁港内の水深があるポイントで動かない事があり、メバル用のジグヘッドでリフト＆フォールで中ったりします。Oリグやフリーリグがカニやエビのイミテートに対して、ジグヘッドだと小魚のイミテートになります。春から夏、などがメインの時期ですが、冬のフリーリグが通用しない時用にも使えます。

エコギアからは、スイムシュリンプ　つまりエビなんですが、専用ジグヘッドと共に使うと同じような使い方が出来ます。もしかしたら、メバル用ワームでスイム＝小魚と思い込んでいただけで、チヌにとってはメバルワームもエビだったのかも知れません。そして、このスイムシュリンプ、よく中りがあります。フリーリグはもっとありましたけど。それまでのOリグからすると、専用ジグヘッドで中りが倍増です。

底ズル系ジグヘッド

Oリグの後、チヌ専用のワームと底ズル用のジグヘッドが開発され、今や凄い数になってます。しかし、フリーリグが浸透していってる今、このジグヘッドはあまりオススメしません。ワームは未だに現役ですけどね。底ズル系だと根掛かりが多くなり、ごみも拾いやすく、結構ストレスとの戦いになるんですよね。専用のジグヘッドも出てますが、プラグのチヌボンボンとかの釣りが好きなら、ジグヘッドで底ズルゲームをやってもいいのですが、初心者にはフリーリグスタートが良いかと思いますよ。