ハードプラグといっても、トップ・セミトップ・中層・ボトムと色々戦略の組み立てが肝となります。
今は専用ロッドがあるのでそれを使うのが一番ですが、無い時はそれぞれでロッドを使い分けていました。
チヌボンボン
知らない人が多いでしょうし、今はオサムズファクトリーからいい奴が出ているので、今から自作しようとは思わないとは思います。
大量生産するなら、安上がりなので自作でもいいとは思いますけどね。ラインを結ぶ用とフックを付ける用のアイを太い釘やドライバーの軸に頑丈なワイヤーを巻いて作ります。ワイヤーは二つ折りで長さは5cm前後になるようにカットして、Uの字で作ると片方のアイが作りにくいので、カット部分が真ん中にくるようにワイヤーを輪にしてから折ってから、左右の端でアイを作ります。
片方のアイはフック用で本体より上に来るようにするため、このフックを90度~120度くらいの角度(おすすめは120度)で曲げて大きめの噛み潰し錘・中通し錘で重さを調整するため取り付け(重さは5gから10g)、100均の紙粘土を塗って乾燥したらマニュキュアで色付けし、マニュキュア用トップコートを塗ります。後は、スカートやラバーと一緒にシングルフックを付けたら完成です。
錘の代わりに、スーパーボールをカットして接着剤で張り付ける人も居ます。また、紙粘土じゃなくてプラスチック用エキポシパテなんかも出てきているので、色々改良や工夫や個性の出し方はやりがいがあるところです。
狙い方はボトムです。ボトムのズル引きゲームですね。単体で本来は甲殻類を意識した動きになるのですが、今はワームを付ける人が多い感じです。甲殻類が基本の考え方なので、フリーリグみたいに速巻きはしないのが基本ですね。ジグヘッド+ワームで慣れていたり、自作して釣ってみたい人以外は、フリーリグの方が釣れそうですけどね。
ナベリグ
これは、ダイワの渡邊さんが考案した、底ズル系のゲームです。使用するのは、ピーナッツというブラックバス用のクランクベイトになります。リップをライターであぶりながら下に曲げていき、フックはお腹のフックは除去して、お尻のフックはダブルフックにして、上向きにセットします。プラグ自体の重さが足りなかったり、プラグを下向きで底をズルズル引かせたい時は、ラインに噛み潰し錘かキャロシンカーを追加します。
使い方は、キャストしてボトムに着底後、ボトムを感じるスピードでズルズル引いてくるだけです。シンカーでボトムに張り付かせてますので、早引きしたい時は錘を増やします。
今は、ハゼクランクみたいにボトム用クランクがあるのですが、チヌ=クランクが有効というのを証明してくれた釣り方になります。
中層域はミノー・クランク
春から秋にかけて、チヌが小魚も積極的に追いかけるタイミングでは、シーバス釣りみたいにミノーが有効になります。最初、ダイワのショアシャインライナーでチヌを釣って、ミノーでもチヌが釣れるんだと思いました。12cmと大きいプラグでしたが、釣れたんです。今は小型の方が釣れると分かったので、6cmくらいのミノーがメインとなります。春から秋がメインで、日中ならジャークを入れるのも手ですが、基本はリトリーブになります。動きより、カラーで釣果が変わる感じです。
後、クランクでの釣りが流行ってきてます。これは、2cm~5cmのクランクで、浅瀬ならボトムノックかリトリーブが基本となります。意外と根掛かりしないので、攻められます。ここで、ダイソーの100均クランクは?と思われる方がいるかもですが、ミノーも含めて「釣れなくはない」といった所で、フック交換も視野に入れておくなら、最初から安売り品を買った方が良いかもですね。
トップ・セミトップ
多分、これがメインと思われる人も多いかと思います。チヌ釣りの定番は、このトップゲームかフリーリグという位、有名な釣り方です。夏の暑い時限定ですけどね。
トップゲームの場合、ポッパーとフロートペンシルの2種類から選びます。これは、水深や水温や場所で使い分けるのですが、本とかではポッパーがいいと言われています。これは、ポッピングとドッグウォークとどちらも使い分けが出来るからです。これには同意見で、最初はポッパーからがいいと思います。
ポッピングは、ラインを張った状態でチョンと引くと水しぶきを上げてプラグがこちらに来ます。その後、間を取ってラインを少し巻き取りまたラインを張った状態にしてチョンと引いて、を繰り返し、かぽっ・・・かぽっ・・・とか音を一定間隔で出しながら釣る方法になります。中りは、水しぶきを上げて魚が出てきますが、合わせは魚の重さがラインに充分乗ってからになります。
ドッグウォークは犬の散歩の意味ですが、ペンシルまたはポッパーをロッドを左右が上下に小刻みに動かすトゥイッチングという動作をしながら、ラインを巻いてくる釣り方で、プラグの左右に動こうとする周波数とロッドの動きが同調すると、プラグが犬の散歩で犬が喜んで首を振っているかのような動きをします。このドッグウォークはよく釣れるので、マスターは必須となります。
動かすのが得意でなかったり、疲れてきたら、セミトップゲームの出番となります。良く動くシンキングペンシルで、リバードやピースリーといった10cm位のやや大きめのプラグを使います。今は、7cm位のよく泳ぐのもあると思うのですが、ピースリーをいっぱい持っているので、他はまだ試していないんです。これを、キャストしたら万歳するようにロッドを高く上げて、水面に出るか出ないか位のレンジをキープさせながら引いてくるだけです。
セミトップで、ジグヘッド+ワームも良く、静ヘッド+ミドルアッパーとか、コアマン パワーヘッド+アルカリシャッドとかを使います。常にダートさせるのではなく、リトリーブから5秒に一回位ダートさせます。トップまでは出てこれないチヌも、セミトップなら中ってきます。その時は、ハードプラグよりワームのカラーチェンジが効果あったりするので、色々地域性での正解をみつけてみて下さい。
そうそう、ジョイント・ポッパーが一時期凄いこの地域で流行ってまして、たしかにジョイント系は釣れるのは知ってましたけど、正解は一つではないので、色々試してみるのがいいですよ。


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